パラグアイに行こう

パラグアイの首都アスンシオン市からの発信です!!

アスンシオン首都圏

パラグアイの鉄道・蒸気機関車-02(2005年)

2005年にはルケからアレグアまでの路線も再開し、観光地でもあるアレグアまで行くことが出来るようになりました。2008年ごろまで運行され、時々故障や事故で運休となり最後は運休のまま現在に至っています。10年経ちましたが何とか復活して欲しいものでですね。

最近は隔週の運転のようです (2008年12月04日)
以前は毎週末運転されていた鉄道ですが、最近は隔週の運転となったようです。チケットはセントロに在る以前の駅舎内で販売されています。旅行会社などでは扱ってはおらず、乗りたい人はこの窓口で買う必要があるそうです。ちなみに予定ででは12月は14日、21日、28日の3回運転されるそうです。チケットを購入する際には名前を届ける事が必要で、パラグアイ在住者は3万グアラニ、外国人は20ドルです。3倍もの値段の格差を付けていますが、それでも外国人にはそれほど高いものではないと思います。団体が入ると予約で埋まり1週間前に完売する事もあるようです。大体毎回完売しているそうですので、早目に乗車券を購入される方が良いでしょう。

友人に依頼されてチケットを購入しました。チケットは日本の古い切符という感じです。注意書には窓口の営業時間そして動植物園駅の発車時刻と到着時刻が記されています。

(写真:チケットと注意書)


アレグアまで乗りました (2005年07月10日)

鉄道は保線が終わり更にアレグアまで延長されました。ルケまでの時には往復で2時間程度、ちょっとした散歩という感じですがアレグアまで延びますと一日かかります。

(日曜日のみの運行) アスンシオン(動植物公園駅)-ルケ-アレグア 往復

アスンシオン 発 10:00 ルケ 着    10:40
ルケ     発 11:10 アレグア着   12:00

アレグア   発 15:00 アスンシオン着 16:20

料金 大人子供共(5歳以上) 一律往復 30,000 グアラニ (約 500円)
定員 2両 180人

ルケ往復の時に比べてかなり長い距離を走りルケでおやつ、アレグアでは長時間の滞在となりましたが、値段は5割アップだけです。これで途中ルケ駅でサンドウィッチもしくはエンパナーダ、往路復路2回飲み物のサービスが付きます。

また駅構内は非常に広く自動車を駐車する事が出来ます。自動車で行く際にはゲートがあり、係員が入場する自動車をチェックしています。駐車料金は不要です。帰るまで駐車出来ます。

(写真:動植物園駅)

切符売場は駅のプラットフォームの横にあります。先着順に定員まで販売されています。当日少し早目に出掛けるかもしくは予約をして購入される事をお勧めします。

(写真:切符売場)

乗車する時に切符のチェックを行います。番号を調べ、乗車リストと照会します。

(写真:切符のチェック)

プラットフォームの横には汽車の形をしたバスが停まっていました。行き先には「鉄道中央」とあります。ホテルなどを廻りツアー客を運んで来るのでしょう。

(写真:汽車の形のバス)

この日は機関車は逆に連結されていました。ターンする事が出来ないのでこれで行きはアレグアまで向かい、帰途は機関車を反対側に持って行き正しい連結にして運行するとの事です。

(写真:往路は機関車が逆に連結されている)

約40分ほどでルケ駅に到着します。以前はここが終点で折り返しとなっており、ルケ駅の構内で手品やコントを見せていましたが、アレグアまで延びここはおやつタイムとなっています。サンドウィッチもしくはエンパナーダと飲み物が用意され、思い思いにくつろぎます。

感心したのはトイレです。綺麗なトイレが建設されており、乗客が利用出来るようになっていました公衆トイレではなく、この列車専用のようで、鍵がかかるようになっており、普段は誰も利用出来ないようになっているのでしょう。

(写真:休憩:ルケ駅)

(写真:ルケ駅に停車中の汽車)

汽車の走る速度はかなりゆっくりで子供が走る速度くらいです。しばらく走っていると汽笛を鳴らし続けてかなり速度が落ちて来ました、何事かと前を見ますと牛が線路の上におり、それを追い払っていました。牛達は逃げるのですが線路に沿って逃げ、なかなか思うようには行きません。

(写真:牛が・・・)

最後尾に行き線路を眺めてみました。草は刈り取られて線路の状態も思ったよりは良いようです。この鉄道を観光用として生かして行こうという熱意のようなものを感じます。

(写真:最後尾から見た線路)

車内では色々な出し物が披露されます。まずは手品、卵を鮮やかに出し消すというもの、輪を繋いだり外したりというものありました。目の前での手品、子供がびっくりです。

(写真:手品)

そしてバイオリン演奏が終わるとコントが始まります。掛け合いは面白く大爆笑となります。

(写真:バイオリンとコント)

そして古い衣装を着た女性が登場しギターの演奏の人も加わり大合唱となり盛り上がります。お客さんの乗りは良くさすがにラテンですね。

アレグア駅はすっきりとした駅でした。街の外れにあり、非常にのどかな雰囲気です。

(写真:アレグア駅-01)

(写真:アレグア駅-02)

駅の横は綺麗に整備されてた公園になっていました。

(写真:アレグア駅前の公園)

アレグア駅には貨車の残骸がありましたが並べてあり、多分これから補修でもして展示物とするのでしょう。

(写真:アレグア駅で貨車の残骸)

(写真:アレグア駅外観)

駅では機関車を帰途の先頭に連結代えです。列車から切り離し先頭に繋ぎます。

(写真:アレグア駅にて)

帰途は綺麗に機関車が先頭になります。

(写真:機関車が前に付いた:アレグア駅)

車窓の景色は様々に変化します。道路を走っていては分からないような生活の様子を垣間見る事が出来ます。

(写真:車窓から-01)

(写真:車窓から-02)

(写真:車窓から-03)

(写真:到着した列車)




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