コルディジェラ県の中部にあるアコスタ・ニューはアスンシオンから自動車で二時間程の距離にある場所です。何も無いと言っても良いほどのどかな風景が広がっています。
8月16日はパラグアイの「子供の日」、子供の日というと元気で前向きなイメージを持ちますが、今から丁度150年前、日本は明治維新直後の時代の1869年のこの日はブラジル・アルゼンチン・ウルグアイを相手に戦った三国戦争で組織的な戦闘として最後となったアコスタ・ニューの戦いの日です。ブラジルの2万の軍隊を迎え撃ったのは成人男性がほとんど戦いに斃れた結果、約3500人の少年兵(9歳~15歳)、ほぼ全滅したと言われています。
現在アコスタ・ニューの古戦場にはのどかな風景が広がっています。イスラ・プクに戦争の碑があるのと、古戦場を一望に見渡せる丘に記念碑があるだけでした。
モニュメントの入口
眼下に広がる平地で戦いが繰り広げられたのでしょう。
2011年、建国200年の際に建てられた碑
2019年11月、この闘いを描いたレクイエムが作曲され、パラグアイ・アスンシオン市で初演を迎える作曲は日本で中心に活躍する真鍋尚之さんです。詳しくはこちらへ
初演のポスター