セントロ地区では記念日や祭日などにパレードやイベントが開催されます。学生たちが民族衣装を着てパレードする姿は良いですね。
学生達が民族衣装でパルマを行進(2006年 8月19日)
8月19日(土)のお昼前にパルマでアスンシオン市の主催で学生達が民族衣装での行進を行なっていました。中心はやはり女の子、男の子も参加してましたが、どちらかと言いますと「おまけ」という感じです。
民族衣装を来てパルマ通りに集まっています。このような行進の場合には旗は国章が入っていないものを使用します。 国旗とアスンシオン市旗(赤白赤)を掲げて晴れがましく行進をします。土曜日の昼前という事もあり、パルマ通りには大勢の人が見物しています。
(写真:行進-01)
パラグアイの国旗が多くあ
(写真:行進-02)
綺麗な民族衣装で着飾っての行進です。
ります。
(写真:行進-03)
(写真:行進-04)
(写真:行進-04)
(写真:行進-05)
(写真:行進-06)
聖ヨハネの祭り(2007年 6月23日)
キリスト教の聖人の中では特別に誕生日を祝うのが「聖ヨハネ」の誕生日である6月24日です。これは母の胎内にある時からすでに聖霊に満たされていた、すなわち原罪からの救いを受けていたからだと言われているからだそうです。この為、洗礼者ヨハネと呼ばれる事もあります。また、イエス対しても最も影響を与えた存在とも言われておりでヨハネとの接触を通してイエスはご福音とそれを宣べ伝える使命とに目覚められたとされ、キリスト教の聖人の中でも独特の地位を占めているようで、強い信仰の対象として敬われて来ました。聖ヨハネの名を記したものは数多くあり、現代では教会を始め、慈善団体など、また歴史上有名な中世欧州の騎士団にもこの名があります。
そして、丁度キリストの誕生日とされる12月25日と半年違いになっています。色々な説があるのでしょうが、それぞれ冬至と夏至と重なっており、元々は一年で一番太陽が輝く夏の日を祝うという節分的な要素もあったのだと想像します。パラグアイは南半球の国ですので、この日は冬至の季節と重なり、これから毎日少しづつ昼が長くなる、季節的には丁度北半球のクリスマスの日に相当するので大きな祭りが行なわれるのだと思います。
聖ヨハネはスペイン語では「サン・フアン」となります。日本でサンフアンと言いますとまずはカリブ海に在る米領・プエルトリコの首都を思い浮かべる事でしょう。この街もこの聖ヨハネの名を記した街という訳です。スペイン語圏のラテン・アメリカにはこの地名は他にも数多くあり、パラグアイではミシオーネス県の県庁所在地がサンフアン・バウチスタ(洗礼者・聖ヨハネ)です。
パラグアイではサンフアンの祭りは24日を中心に各地で行なわれ、伝統的な踊り等が披露されます。今年はサンフアンの日が日曜日となりました。アスンシオン市では市長も参加されて前日の6月23日・土曜日午前中、イベントが行なわれました。会場は英雄広場の一角で、テントを張り、椅子を並べて見物出来るようになっていました。英雄広場は、市内の中心に位置しており、周囲は大きい建物が並んでいますが、この広場だけは緑が多く都心のオアシスといあった存在です。また、ここにはパラグアイでは最も神聖な英雄廟(パンテオン)があり、パラグアイの為に戦った聖霊が祭られています。勿論、市民の祭りですので入場は無料、出入り自由となっており、多くの人が足を止めて覗き込んでいました。
(写真:会場の様子)
(写真:子供達のダンス)
(写真:少年少女のダンス)
瓶ダンス
そして今日のメインは勿論瓶ダンスです。瓶を重ねて踊るこの瓶ダンスは見ていても面白く大人気です。普通のイベントでは瓶ダンスを行なうダンサーは一名ですが、今日はなんと7人で踊ります。まだあどけなさが残る少女達が踊ります。
7人分の瓶を用意していました。ごく普通の瓶です。
三色の紐のようなものは最後に載せる国旗です。これが瓶に付きますと最後です、という合図になります。
そして瓶を載せたままうつ伏せになるダンサーがいます。若いので体が柔軟なのですね。バランスを崩さず、瓶に触れずこの姿勢になり、また立ち上がる、一種の曲芸ですね。
頭に乗せる瓶の他にもう一つ重要な小道具が梯子です。ここに登り瓶を積み上げて行きます。
この日、一番多かったのは10本です。野外で10本は大変であると思います。はしごに登り瓶を載せる人もかなり慎重に行なっていました。これを頭の上に乗せてバランスを保つだけでも非常に難しいと思うのですが、これでダンスをするというのはすごいものでですね。